人生100年時代 – IFAとしても100年後を考える –
人生100年時代と一般的に使われるようになりましたが、多くはConsumerと表現され一般消費者と言われる投資未経験者も含めた問題と捉えられることが多いですが、もちろんこれは我々IFA法人やアドバイザー側も真剣に取組むべき問題と考えております。
IFA法人を含むIFAの数は年々増加傾向にあり、今の環境下ではこの傾向も当面続くと考えております。お客様のニーズには多様性があり、それに応えるべくIFAの特徴も多様性が無いことには多くのお客様にIFAを利用していただくことも困難となってしまいます。つまり、「IFAとはこうあるべきだ」という正解はありませんが、横並びの状態でIFA法人が乱立し続けることも無いわけです。
IFA法人の在り方
顧客本位は最低条件で、それに付加価値として各IFA法人が差別化を図るため自社の特徴をPRし、自社ブランドとしてお客様やIFA希望者の取り込みにコストと時間を掛けていくわけです。このように活性化されることは業界にとってもプラスであり喜ばしいことであります。ただし、このような状態が続くと、目先の取り込みばかりに力を入れ過ぎ、中には一種の賭けに出てしまうIFAやIFA法人も出てくることが考えられます。特に、後れをとったと意識し始めた場合や、財務的に苦しくなってきた場合は要注意かもしれません。もちろん、結果的に良い方向になれば良いですが、そうならない場合、特に運用アドバイスという部分で賭けに出てしまうと、お客様の大切な投資の味方である時間を失ってしまうこととなります。気づいた時には定年や老後を迎えているようでは取り返しがつきません。
だからといって、低リスク資産と呼ばれる預金や国債等が超低金利下で機能しない世の中では、何らかの運用は必要不可欠です。新たな投資手法が当たれば短期的なパフォーマンスを叩き出し、新規顧客に自社ブランドとしてアピールできますし、新規のお客様や新規のIFAの獲得に有利に働きやすくなります。ただそれを数十年間叩き出し続けることは容易でしょうか。むしろ過去の例を振り返ると困難であると考える方が容易ではないでしょうか。
たしかにビジネスにおいては、ある程度のリスクをとることは必要であります。お客様に長期目線で提案しているにもかかわらず、IFA法人の経営やIFA自身のビジョンにおいて長期で見据えることはできていますでしょうか。IFAとして短期的に大きく稼いで早期リタイヤを想い描いているようでは論外だと考えます。
100年後も存在するIFA法人であるために
我々は真剣に100年後も生き残るIFA法人を目指しています。本当は「生き残る」という表現は相応しくないかもしれません。全てのIFA法人が100年後も存在できることができれば、IFAにかかわったお客様も安心して100年後を迎えていることでしょう。ご自身が100年後もIFAをしていることは現実的では無いにしろ、我々はお客様の大切なご資産にかかわる以上、IFAという職業はそれくらいの責務と考えております。
弊社は2020年12月末現在、北は北海道、南は九州まで16拠点、IFAは88名在籍し、管理口座数は約4,800口座、管理預かり残高は810億円を超えております。決して特別なことをやってきたわけではありません。
弊社経営陣は大手金融機関出身のカリスマ経営者ではありませんので、お客様の声やIFAの声に耳を傾け、柔軟に会社を導いてまいりました。お客様の人生100年を見据え、100年後も弊社のアドバイザーがお客様とその家族に寄り添えることを想い描いています。そのためにも、お客様やその家族が安心して生涯お付き合いいただけるサービス環境、IFAやその家族が安心してCSアセットに所属できる労働環境を整えるために努力してまいります。決して簡単なことでは無いと思いますが、弊社ではお客様のために意外とシンプルなことを突き詰め、継続し続けることが本当に大切なことではないかと考えております。
都市圏の投資家や富裕層には高度な金融サービスが集まりやすい環境でありますが、弊社は各地方拠点の利点を活かし、金融サービスが届きづらい地域や投資家、投資未経験者に対しても注力しています。このような方々にシンプルなことを継続して金融サービスとしてお届けすれば、国民の老後を心配される問題に大きな変革をもたらすことも可能と考えます。
我々の世代で感謝されることは少ないかもしれませんが、将来を担う全ての金融アドバイザーが100年後にお客様に感謝されることを切に願います。
冒頭でご説明したとおり、IFAの数は年々増加傾向にあり、新規のIFA法人の登録も増えております。一方で廃業しているIFA法人も多く、足元の登録・廃業数から計算をすると登録した約2/3のIFA法人(個人IFAを含む)が廃業している計算となります。ご自身で金融機関から独立し、ご自身が思い描く金融サービスをお客様に提供したい想いは十分理解しています。ただ、ご自身が想像される以上にIFA法人を軌道に乗せるまでが大変だと思います。慣れない法人設立・維持を行いながらの営業活動はご自身、お客様ともに負担をかけてしまいます。分かりやすく申し上げると、今まで総務課がやっていたようなことを全てご自身で行うこととなります。
不動産選びから、法人登記、電話やインターネットの手配、備品や什器の手配からはじまり、証券会社や当局とのやりとり等、様々な営業以外の業務がふりかかってきます。しかも、営業が許可される数か月から一年程度、お客様への勧誘行為ができないとなると至難の業です。
弊社では、新規IFA法人の立ち上げを希望するIFA向けに「独立支援制度」を用意しております。これも少しでも多くのIFA法人が順調にスタートできるようお手伝いする制度となります。一時的に弊社に籍を置き、真っ先に顧客基盤を確立させ、IFA業務・経営を身に付け、時間的・金銭的余裕ができ次第、もしくは同時進行で新規でIFA法人申請をすることが、ご自身のためにもお客様のためにもなり、IFA法人として順調にスタートできる鍵であると考えております。籍を置きながら事前準備を行うか否かはIFAビジネスを成功させる点では重要と認識しています。弊社では既に10社以上のIFA法人が独立されています。ご検討の方は、一度弊社までご相談ください。
会社概要
登録番号 金融商品仲介業者 東海財務局長(金仲)第144号
商号 CSアセット株式会社
URL https://www.cs-asset.co.jp/
本社所在地 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-29 丸の内iaビル4F
支店 札幌、前橋、東京、銀座、横浜、刈谷、一宮、四日市、大阪、北浜、梅田
岡山、広島、福岡、熊本
設立 2012年11月
代表取締役 会長 山田 勝己
代表取締役 社長 山田 由佳
所属金融取引業者 楽天証券株式会社、株式会社SBI証券、あかつき証券株式会社
保険代理店契約 オリックス生命保険株式会社、SOMPOひまわり生命保険株式会社
メットライフ生命保険株式会社、アクサ生命保険株式会社
ジブラルタ生命保険株式会社、日本ペット少額短期保険株式会社
著者情報
company info
- 社名
- CSアセット株式会社
- 本社所在地
- 愛知県名古屋市中区丸の内3-17-29 丸の内iaビル4F
- 対応エリア
- 全国対応 / 北海道 / 東北 / 関東 / 中部 / 近畿 / 中国 / 四国 / 九州
- 提携証券
- 楽天証券/SBI証券/あかつき証券