株式会社Horizon

IFAを目指す若手証券パーソンへのアドバイス③

こんにちは。株式会社Horizonの菅原と申します。本コラムも3回目となりました。
さて今回は「そもそも証券業ってどうなの?」という点を私なりの見解でお話しできたらと思います。「IFAか証券会社勤務か」という選択肢以前に、まずは業界の全体的な事を理解しておく必要があると思います。

主に伝えたい事は3点です

1.証券業は国策に則っているということ
2.大きなアドバンテージを持っているということ
3.IFAとは証券パーソンに与えられた新しい”選択肢”

1.証券業は国策に則っている

多くの金融マンが知っている通り、日本はインフレ目標を掲げ、それを達成するために金融政策や財政政策を行っています。つまり「インフレは国策」。インフレにするという事は「現金の価値は下がりますよ」と言っていることと同じです。金融緩和により貨幣の価値を下げると、景気が悪くても物価は上昇していきます。そのような状況になると「収入が増えないのに支出は増える」という状況が起きます。実際、今インフレを身近に感じている人は多いはずです。アベノミクス以降、日常生活において、例えばスーパーの買い物一つを取ってみても値上りしていたり、内容量が減っていることは明らかです。

緩和的な金融政策をこれからも続けると日銀は日銀金融政策決定会合の度に公表しています。そして国としては、NISAやイデコなどの制度で投資を後押しもしています。これは「インフレにするから資産運用をして自己防衛してね」というメッセージだと思います。その国策であるインフレに対し、資産防衛のアドバイスをするという事ですから、国策に則った仕事という事になります。

2.大きなアドバンテージを持っているということ

日本の金融教育といいますと「毎月のお小遣いでやりくりする。貯金する。」という事なのではないのでしょうか。それが大人になっても続いているケースは多い。デフレの時代ではそれは正しかったのかもしれません。しかし、1で述べたように状況は変わりました。

自己防衛をしなくてはならないし、インフレに慣れていかなくてはなりません。しかし、資産運用の事を親に聞いても子供に聞いてもよく分からない。誰に聞いたらいいのかわからないというのが日本の現状です。

その一翼を担うというのが我々の大きな仕事であり、資産運用に関して知識を持っている人が少ない日本にとって、その知識を提供できることはそこに大きなマーケットがある事を意味します。

3.IFAとは証券パーソンに与えられた新しい”選択肢”

私自身、IFAが話題になる前から「証券マンが独立出来たらいいのにな~」と20代前半の時から考えていました。私は自分が良いと思った商品だけ売りたいと思っていたからです。そういう事で、IFAというものを知った4ヶ月後くらいには会社を辞めて起業準備に入りました。

このIFAというのは「良い悪い」ではなく「1つの選択肢」として考えれば良いのではないかと思います。大手の証券会社に居た方が設備も良いし、看板もあるし、大きな仕事はできます。収入面で考えても、独立後の将来の収入は読めないし、相場にも左右されるので、大手企業に居た方が良いケースは多いのではないのでしょうか。

「やりたいことがあって、それが今の会社ではできなくて、IFAになればできて、食べて行ける」というのであればリスクを取ってIFAになることをお勧めします。

さいごに

政府がインフレにすると言っている以上、この業界は伸びると思います。
財政に余裕がなく、税収を上げるためには、眠っている現金の価値を実質的に下げる事で資産価値を上げ、税収増に繋がっています。現にアベノミクス以降税収は増えています。コロナを経て、この傾向は強まるものと考えています。
そして、お金を使わない人から使う人へお金が動くのです。
その潤滑油となるのが我々の仕事です。共に頑張りましょう。

著者情報

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社名
株式会社Horizon
本社所在地
福岡県福岡市博多区店屋町1-31 博多アーバンスクエアビル3F
対応エリア
近畿 / 中国 / 四国 / 九州
提携証券
楽天証券/あかつき証券

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