IFAを知る上で、大切だと思う3つの事
はじめまして、株式会社さくらアドバイザーズの横瀬と申します。
私は5年前にIFAを知り⇒その後証券会社を退職(16年在籍)⇒法人設立⇒IFA業務をスタートしました。
このコラムはIFAに関心をお持ちの金融業界の方々もご覧になると聞きました。今回はIFAを知るために5年間見聞きした中で印象に残る3つの事をご紹介したいと思います。あくまで私見ですが、皆さまのIFAのご理解の一助となれば幸いです。
また、最後に少しだけ弊社についてご説明させてください。
①『口座開設にはIFA側の覚悟も必要。』
お客様がお取引を継続いただいている間、基本的に担当IFAは変わりません。仮にa銀行、b銀行、c証券、d証券、eIFA法人(小規模)で資産管理を行われているお客様を想定します。a~eのうち、50年後もお客様が一族や事業について安心して相談できると認識されているはどちらでしょうか? 私は現時点ではe以外の金融機関だと思います。eIFA法人の担当者が私だとすると50年後は90歳になります。弊社の様に小規模なIFA法人では50年後もお客様の一族や事業のサポートを継続するのは難しいと考えます。
一方で人にフォーカスすると見え方が異なります。5年後、10年後、15年後も提案やフォローをしてくれるのは誰なのか? おそらく15年後も変わらないのはeIFA法人の担当者だと思います。(他の金融機関担当者は3、4人変わっていると思います)
IFAはお客様の人生の15%以上の時間を伴走する事が可能だと思います。これはIFAの強みであり、50年単位で考えると小規模なIFA法人にとっては課題とも認識しています。
②『顧客の最善のために働く自由を得る。』
金融機関からIFAになられた方は、顧客のためだけに働く自由を感じられると思います。IFA法人に所属していても、業務委託契約の場合はひとり一人が独立したファイナンシャルアドバイザーであり、自身の時間軸でお客様と向き合うことが可能です。
【今後10年で後継者に会社を承継したいと考えている企業オーナー】
【5年間は本業に100%の力を注ぎたいという若手経営者】
IFAはこの様なお客様にも自信の専門性、人間性、ネットワークを駆使して、担当者として寄り添うことができます。結果として10年後、5年後に金融資産運用のファーストコールも頂けるチャンスがあると思います。
一方で弊社の様な小さな組織には、大手金融機関の様なブランド力はありません。本社からのサポート体制、福利厚生制度、報酬体系等の違いも、IFAを検討される時は冷静に比較する事が大切です。
また、大きな組織であれば、たとえ顧客の信頼を失うようなことがあっても、転勤によって心機一転を図ることが可能かもしれませんが、IFAはそうではありません。大きな組織の経営目標、人事制度から一旦離れて、中長期の視点でお客様と向き合い続けることが求められます。
③『様々な得意分野を持つIFA法人が存在する』
現在、金融庁に登録されている金融商品仲介業者は約900あり、このうち約600がIFA法人、約300が個人の金融仲介業者であり、全体のIFA人口は約4,000人となっています。
IFA法人を立ち上げた頃に、様々な特色を持ったIFA法人がある事を知りました。得意分野とは、例えば、不動産、コンサル(タックスプランニング)、保険仲介、ロボアド導入等です。グループ企業も含めて幅広いサービスを提供できるIFA法人が存在します。ご自身の得意分野を更に伸ばすという意味でも調べておきたい点だと思います。金融庁や証券会社(IFA法人をサポートされている)のHPにIFA法人一覧がありますので、私はそこから調べました。
弊社について
最後に弊社について少しご紹介させてください。特徴のひとつは、別法人でファミリーオフィス業を営んでいる点です。ビジネスを通じて国内外の専門家ネットワークを有していますので、お客様のニーズに応えるために活用いただけると思います。ひとり一人は独立していますが必要に応じてチームアップしてお客様の課題解決に取り組んでいます。
以上、長々とすみません。
最近は弊社にも金融機関に所属されている方からの問い合わせが増えています。IFAについて色々と聞いてみたいという方はお気軽にいつでもご連絡ください。お待ちしています。
今後、世の中のIFAに対する理解が深まり、資産運用の選択肢として更に認知されていくと良いですね。
著者情報
company info
- 社名
- 株式会社さくらアドバイザーズ
- 本社所在地
- 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目6番23号 第三堀内ビル9F
- 対応エリア
- 全国対応 / 北海道 / 東北 / 関東 / 中部 / 近畿 / 中国 / 四国 / 九州
- 提携証券
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