より優れたファイナンシャル・アドバイザーへと飛躍する為に

１．はじめに

　初めまして。株式会社Wells Partnersの桝と申します。
　突然ですが、皆様の描く良きファイナンシャル・アドバイザーとは、どういう人物像でしょうか。また身近にそのような方がいらっしゃいますでしょうか。世間から優秀と呼ばれている人材が、果たしてお客様にとって価値のある存在になり得ているのでしょうか。
　理想のファイナンシャル・アドバイザー像は、お客様のライフステージ・取り巻く環境によって其々異なると思います。
　世界的な超低金利時代、各メディア媒体による情報過多、コロナ禍以降リモートワーク導入による働き方の大きな変化など、私たちを取り巻く環境が激変しているこの世の中に於いて、より豊かな人生・大きな目標をサポートできる存在について改めて考えるべき時ではないでしょうか。

２．IFAの意義

　このウェブページをご覧の方は昨今、IFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）が日本国内に於いて年々増加傾向にあることはご認識されていると思います。しかし、日本国内金融アドバイザーに占めるIFAの割合は未だ約５％と、IFAが国内金融市場において浸透しているとは言い難い現状です。一方、海外に目を向けてみると金融アドバイザーに占めるIFAの比率は米国で約40％、英国では約80％と、IFAの存在は一際目立っております。
　ここ数年、大手証券会社などの金融機関の非常に優秀な人材（特に中堅・若手）が続々とIFAへの転身を果たしています。転身する背景は各人様々な動機があると思いますが、現行証券・銀行などの営業方針や人事制度への疑問や、より良い顧客へのサービス提供を志向した結果であることが大半のように見受けられます。金融アドバイザーが「顧客本位」の営業を最適な環境で取り組もうとしたとき、最も有力な選択肢としてIFAの注目が今後も高まっていくものだと思われます。
　しかし、IFA業界も未だ黎明期の段階です。これまでIFAの半数弱が証券出身者、次いで保険会社、税務・会計事務所出身であり、収入源は元々の出身業界関連商品の取り扱いが多い傾向にあります。お客様がIFAを選別する際には、IFA法人構成メンバーの出身業界を一つの選別基準に置くことも有用であるかもしれません。また、今後数多くのIFAが誕生するといっても玉石混合であることは間違いなく、「パートナー」として誠実な人格を有しているかなど極めてシビアにアドバイザーを精査することも必要です。
　当社は、IFA業界の発展・隆盛へ一助を担う存在としてお客様との厚い信頼関係を築けるよう体制整備に勤しんでおります。

３．当社の特徴

　当社は、主に富裕層及び法人向けに、資産運用・防衛やファイナンス、事業承継・相続対策の立案等の金融領域のサポート行っております。お客様の人生や事業をより豊かにするべく絵画やワインの紹介、留学支援や海外旅行手配などファミリー単位での発展を視野に非金融領域へのアレンジなども積極的に行っております。

①幅広い金融サービスの提供が可能

　構成メンバーは、税理士・公認会計士有資格者、宅地建物取引士有資格者、元ファンドマネージャー、元外資系金融バンカー・アナリスト・CFP資格保有者等の各分野のプロフェッショナルが集い、また出身業界も銀行・証券・保険・PEファンド・VCなど多岐に渡っております。各分野に精通した専門家がそれぞれの経験・知見から最良の金融サービス提供を行い、お客様の資産規模や案件により複数の担当者でご対応させていただいております。
　また上場・非上場問わず幅広い企業とのパートナーシップを結び、ソリューション提供の幅も広げ、お客様毎に適したオーダーメイド型の金融商品を組成することができます。

②生涯担当制・柔軟なお客様対応

　当社ではお客様の承諾がない限り、原則担当者変更は行っておりません。また活動地域や時間など、お客様のご都合に合わせて柔軟なスケジューリング、また資産規模などに合わせて手数料調整など行っております。担当者変更もないためお客様との長期的な展望をもとに中立的なアドバイスに徹するIFAとして本来の役割を果たせると思っております。また上場企業オーナーや事業会社など、当社メンバーのこれまでの取引実績に基づくコンサルティングなどご安心してご相談いただける環境になっております。

　以上の様な取組は、当社のビジョンである「一番最初に相談される」金融のプロフェッショナル集団として、包括的かつ専門性に長けた組織として機能するよう優先付けた結果です。

　当社では、お客様の属性や状況、相場動向に合わせてご提案内容を都度設定いたします。リスク・リターン、コストに至るまで、お客様との永続的な信頼関係を構築・継続することに最も重きを置いた上で、一つひとつ丁寧に立案していきます。
　金融領域は、特に全体感から派生し各商品へと結びつけなければ機能しませんし、万が一相場が大きなクラッシュを受けた時など目も当てられないような現実が訪れるかもしれません。資産運用における重要な観点として「負けない」運用も重要であると思っております。「儲けたい」「増やしたい」ということを前面に押し出す営業マンや投資家の方々がおりますが、当社では中長期観点からその時々の相場状況を分析し、必要な姿勢を都度確認するよう心がけ信頼関係の構築を目指しております。

　今回は第1回目のコラムということもあり、当社としての考え方を投稿させていただきました。当社にご興味・ご関心のある方はお問合せいただければ幸いです。これからも皆様におかれましては末永くご愛顧いただけるよう、またIFA業界の隆盛の一躍を担う存在になれるよう日々精進してまいります。